膝痛・肘痛、伸ばしすぎが原因かも!?

 

皆様こんにちは。

東京の紅葉も終盤に差し掛かり、クリスマスイルミネーションも始まって、年末の訪れを感じられるようになってきましたね。

 

 

前回のブログからまた間が空いてしまいましたが(^_^;)、今回は関節の伸ばしすぎ「過伸展」についてお話したいと思います。

 

 

「膝が痛い」等の関節の不調を感じている方はたくさんいらっしゃいます。関節の不調の原因には、色々なものがありますが、今回はルーシーダットンのレッスンや日常生活でも注意していただきたい肘と膝の「過伸展」に絞ってお話したいと思います。

 

 

 

 

【関節】

関節という言葉は皆さん聞いたことがあると思います。

「関節」とは骨と骨の連結部分のことを言います。骨と骨の連結部分全体を外から包んでいる「関節包」、骨同士を結び付けている「靭帯」、緩衝材(クッション)の役割をしている軟部組織(軟骨など)、潤滑油の役割の「滑液・関節液」から主に成り立っています。

 

【関節可動域】

そして、それぞれの関節には動かせる範囲が決まっています。それを「関節可動域」といいます。

 

【過伸展】

可動域以上に関節を動かすことが出来る人が中にはいます。特に関節を伸ばす「伸展」の動きをするときに、可動域以上に伸ばしすぎた状態が「過伸展」です。

過伸展は生まれつきであったり、捻挫など怪我の後、運動習慣や生活習慣にも影響を受けます。

それではいよいよ、肘・膝の「過伸展」についてみていきましょう。

 

 

【肘の過伸展(反張肘)】 

先ずは肘の可動域を見てみましょう

 

<参考可動域>

屈曲0-145° 伸展0-5°

 

上の写真のように、5°以上伸ばしすぎることを「肘の過伸展(反張肘)」といいます。

この状態を続けていると以下の症状が現れる可能性が高くなります。

 

・肘の靭帯損傷や脱臼

・肘関節の変形

・肘の痛み

・肘関節の過伸展進行

・肩関節や手関節の機能低下や痛み

・腕の筋力低下

 

 

そう、「過伸展」をし続けていると、さらに過伸展しやすい関節を作ってしまい、その結果、軟骨や靭帯、骨が損傷して痛み等の症状が現れる様になるのです。

 

これを起こさないためには、レッスン中や日常生活でも必要以上に伸ばしすぎないように気を付ける必要があります。

日常生活では、手首を床や机について体重をかける時など、特に注意が必要です。

二の腕の筋力が弱いと、筋力で肘(体重)を支えられず、関節をロックして、関節で支えるようになってきます。この時、二の腕の筋肉にはほぼ力が入っていません。そうすると、関節に体重がかかり、軟骨や骨が損傷を受けることになります。

いつでも二の腕の筋肉を使って体を支えるということがとても重要です。

 

ルーシーダットンのレッスン中は、鏡などを見て肘が伸びすぎていないか(反対側に反っていないか)確認していきましょう。

 

 

【膝の過伸展(反張膝)】

やっと膝の番になりました。膝にご興味のある方も多いと思います。

先ずは肘と同様に膝の関節可動域と、過伸展によって起こる可能性のある障害を見ていきましょう。

 

<参考可動域>

屈曲0-130° 伸展0°

 

・膝の靭帯損傷や脱臼

・膝関節の変形

・膝の痛み

・膝関節の過伸展進行

・股関節や足関節の機能低下や痛み

・大腿の筋力低下

 

突然ですがここで、信号待ちや歯を磨いている時、炊事をしている時のご自分の足を想像してみましょう。

膝を伸ばし切って、関節に乗っかって立っていたりしないでしょうか?流し台に体を寄りかけて膝をピーンと伸ばしているかもしれません。

 

膝は気を付けないと、体重をかけた状態での過伸展になりやすい部位です。

膝も肘と似たような障害がおこりますが、肘より体重を支える時間が長いので、膝は日常生活での注意が特に必要なのです。

 

上に書いたのもの他に、膝が痛くなると、腰痛や肩凝りが出たり、痛みの為に運動量が減ったり、行動範囲が狭まり、生活習慣病にもかかりやすくなります。

 

レッスン中も膝をピーンと伸ばし切っていないか確認しながら体を動かしていきましょう。

 

この体の使い方に慣れてくると、大腿や膝周辺の筋力が付き、より安定した膝関節になり、不調が出にくい身体になっていきます。

 

 

【柔軟性と筋力のバランスが大切】

日常生活を送るうえで、(もちろんスポーツをする上でも)柔軟性は必要ですが、その柔軟性=「自分の関節可動域」をコントロールする筋力が怪我の予防にとても重要です。

「柔らかい」=からだに良いと思われがちですが、コントロールする筋力が無いうちに関節の柔軟性だけを高めると、関節の安定性が低下して、怪我の原因につながります。

ストレッチ運動に代表されるような、重力や体重に任せた柔軟運動をする場合は、必ずその周囲の筋力トレーニングが必要ということを忘れないようにしましょう。

 

 

【ルーシーダットンと関節可動域】

ところで、「ルーシーダットン」は優しい動きで安全に、この「関節可動域の柔軟性を上げつつ周辺の筋力を同時にアップさせる」ことの出来る珍しいエクササイズです。

こんなことが出来るポイントは、息を吸いながらポーズの頂点まで体を動かしていくというところにあります。息を吸いながら体を動かすので、自分の筋力以上のところまで関節を動かす危険が少ないのが特徴です。

 

今回は「過伸展」を中心にお話してきましたが、「関節の可動域」は皆さんご存じの通り、年齢とともに使わないと低下します。

安全に、しかししっかり動かして、より快適な身体を保っていきましょう!

 

 

こちらの記事の内容で疑問や質問などがある場合は、是非レッスンにお越しの際にお訊ねください!